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ハッテンデビュー

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運悪く、修学旅行前に仲の良いグループとケンカをしてしまい、僕は孤立した。
自由時間に単独行動を強いられた僕は、思い切ってネットで調べたハッテン場へ行ってみた。
地元にはそんな施設など知る限りは存在しない。
駅のトイレで制服から私服に着替え、コインロッカーに制服とカバンを預けた。
ネットで買ったセレオリの服に身を包んだ僕は、
田舎の高校生には見えないはずだと思うが、あまり自信はない。
 
ちょっと迷って到着した。
店名だけが小さく書かれた看板。
中に入ると、受付の小窓があって、小窓の奥から店員が「いらっしゃいませ」と声をかけた。
23歳以下だったか25歳以下だったか、
若い人は割引料金ということだったが、通常料金を支払う。
18歳未満は入場禁止だということを、僕はあらかじめネットで調べていた。
高校の生徒手帳なんて見せるわけにはいかない……。
「イケメンカード発行しますね」
何のことかわからず返答に詰まっていると、ちょっと女っぽい口調で店員さんが説明してくれた。
店員さんがイケメンだと判断した人に特別に発行するものらしい。
「へぇ…」と僕は小さく驚いた。
僕は、田舎の高校の中では比較的オシャレな方で、髪型も服装も気をつかっている。
顔も悪くないとは自分で思っている。
けれど、決してクラスではモテる方ではない。
でも、都会で「イケメン」だと認定されてしまった。
 
「本日は全裸デーです」と言われる。
一応、ネットで予習済みだったが、「全裸」と言われるとドキドキする。
ロッカーに着ているものを全て放り込んだ。
ロッカールームに人はいなかったが、ドキドキ感が高まって胸が苦しい。
苦しいくらい緊張しているのだが、股間は既に最高潮まで固くなっていた。
ほぼ毎日しているオナニーをここ1週間ほどしていないせいか、
それとも初めての経験で興奮しているせいか……。
ふと、ロッカーの奥のカーテンの仕切りから視線を感じた。
ドキリとした。
けれど、奥に人がいるのは当然だろう。
というか、いなかったら困る。
しかし、勃起を見られたかと思うと恥ずかしかった。
 
受付に戻ってロッカーキーを預けてタグと交換する。
片手では勃起している股間を隠しきれなかったが、開き直った。
「だって、ここってエッチする場所だもんね。銭湯じゃあるまいし、勃起しててもおかしくないでしょ……」
そう自分に言い聞かせた。
とはいえ、店員さんに股間を見られていると思うとやっぱり恥ずかしい。
「お客さん、巨根測定しませんか?」
僕は目が点になって、またも返答に詰まる。
店員さん曰く、既定のサイズ以上のアソコの持ち主には巨根の認定がされ、特定の日は割引になるそうだ。
とは言っても、しょっちゅうここに来れるわけではないし……。
でも、俺のってでかいのかな?
何しろ、男とエッチしたことがないばかりか、他人の勃起なんてまともに見たことはない。
ネットで見る、モザイクがかった他人の勃起と比較する限りは、そう小さい方ではないと思うけれど……。
ノリの良い店員さんに勧められるまま、僕は仕切りの中に誘導されて、そそり立つ勃起に定規があてがわれ
僕だけ全裸で、しかも勃起していて、さらにはその勃起を測られている……。
あまりの現実感のなさに、緊張を通り越し、むしろ冷静さを取り戻し始めていた。
今、全裸で勃起させている自分が自分じゃないみたいに、この空間を眺めている自分がどこかにいる。
「お客さんでっかいっすね。クリアです。お帰りの際にイケメンカードと一緒にお渡ししますね」
僕は「はぁ」とだけ答え、勃起させたままのものをぶら下げて、ようやく店の奥へ突入した。
 
ロッカールームからカーテンを潜って中に入ると、一気に薄暗い空間となった。
人が何人かいる。
暗くて顔はよく見えない。
うろうろしていると、何人かとすれ違った。
すれ違いざま、近くでは顔が見えた。
バッチリ目が合った。
ここは他人を値踏みして相手を探す場所なのだから、当然といえば当然かもしれない。
この空間にいる人は皆全裸で、性の捌け口となる人間を探しているのだ。
布団の敷かれた空間を覗いていた。
視線の先では、生まれて初めて生で目にする男と男のセックスが繰り広げられていた
唾を飲み込み、男と男の絡みを見つめた。
あまりジロジロと見るのはマナー違反かもしれないけれど、
これだけ堂々とやっているのだから悪いことじゃないだろうと自分に言い聞かせる。
 
突然、背後から掴まれた。
一瞬、訳がわからなかった。
掴まれたのは、僕の勃起だった。
慌てて振り返ると、僕より背の高い人がいた。
結構イケメンかもしれない。
状況から見て、僕は誘われているに違いない。
目が合ったまま逸らさずにいると、手を繋がれて引っ張って行かれた。
不安だったが、拒否する理由もなかった。
布団の敷かれた3畳ほどの空間で、僕は唇を奪われた。
女とはしたことがあったけれど、男とは初めてのキス。
キスをされながら、乳首を触られた。
「あっ」と僕は声を出してしまう。
その反応が合図になったのか、僕は布団に押し倒されて、乳首に始まり全身を舌で愛撫された。
……とろけるように気持ちよかった。
股間が暖かい感触で包まれた。
フェラチオってやつをされているのだと気付くまで、しばらく間があった。
……気持ちよかった。
尻の穴にぬるぬるとしたものが塗られた。
 
「あっ」
何をされるのか、何となくはわかる。が、心の準備は全くできていなかった。
こんなところへのこのこと来るくらいだから、覚悟はすべきだったかもしれない。
でも、僕はほんの見学気分で来たのだ。
いきなりアナルセックスなんてできるだろうか……。やってもよいものか?
迷っているうちに指が挿入された。変な感覚だった。
相手が誘導するまま、僕は四つん這いになった。
四つん這いになってみて初めて、周囲に人がいるのが見えた。
見られているのだ。さっき、僕が見ていたように……。
「すげぇ、キレイだね。毛、剃ってんの?」
初めて相手が喋った。
しかし、意味がわからなかった。
「ケツ毛。全然生えてないじゃん。剃ってんの?」
僕は首を横に振る。
自分の尻がキレイなのか、他人の尻にどれほどの毛が生えているのかも、
僕には全く知識がないので、褒められているのか貶されているのかもわからない。
もう後には引けない。
でも、思い切って口を開く。
「あの…。初めてだから……」
相手は「わかった」とだけ言った。
口調は優しかったので、ちょっとだけ安心した。
 
そのまま、僕は掘られた。
「あっあっあっ。あぁっ!」
演技でも何でもなく、僕は大きな声を出して掘られ続けた。
四つん這いのまま、大声で喘ぎ続ける。
ふと、眼前に誰かの勃起が見えた。
顎を持たれて、僕の唇にその勃起が押しつけられた。
されるがまま、僕はそれを咥えた。
後ろと前の口を塞がれる、ってやつ。
いきなり3P。
しかも、周囲のギャラリーは増えているようだった。
僕を掘る男が果てたようだった。
その後、僕の口に突っ込んでいたものが抜かれ、その男も自分で扱いて果てた。
果てて、僕の顔に暖かい液体を撒き散らした。
僕は仰向けにされて、右手を股間に誘導された。
自然と、僕は自分で自分を扱いた。
僕を犯していた二人と、その周囲の何人かに見られながら、僕は自分で扱いて果てた。

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