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いやなはずだったのに1

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俺の兄ちゃんは21歳で大学生なんだけど、ゲイだってことは知っていた。
去年となりの兄ちゃんの部屋を物色してた時、
隠してあったDVDは全部男どうしの絡み、Badyとか薔薇族とかの本も出てきた。

俺はこっそりDVD再生したり、本見たりしたけど、はっきり言ってきもかったし、
兄ちゃんのこと、憧れてたのに一気に軽蔑した。
でも、急に態度変えたら、勝手に部屋に入ったことばれてしまうかもしれないし、
カラテの有段者で完璧硬派にしか見えない兄ちゃんにボコボコにされないか怖くて、
俺は何もできなかった。

でも、それ以来、兄ちゃんの帰りが遅かったり、泊まりで帰ってこなかったりすると、
「今日はどこかの男とエロいことやってるんだろう。」とか思って胸クソ悪かった。
兄ちゃんがすごく男前で、いつも兄ちゃんみたいになりたいって思ってたのに。

俺、中学の修学旅行のとき、
連れにびっくりするぐらいちんぽがでかいって言われたんだけど、
兄ちゃんは俺よりまだまだ大きいから、
あんな立派なちんぽになりたいっていっつも思ってきたのに。
どこかの男が兄ちゃんのちんぽ咥えたり、
兄ちゃんが誰かの汚いケツの穴にちんぽ入れてるかと思うと、まじむかつきました。

俺は、ゲイが許せないと思ってました。絶対にいやだと思っていました。
でも、あの日以来、いやだったはずのゲイの世界へ、俺は入り込んで行ってると思います。

5月の連休明けでした。俺の父は単身赴任で、また出かけていきました。
母は店をやってるんで、夜まで帰ってきません。
兄ちゃんは大学へ、俺は高校へ、いつもの生活が始まりました。

でもその日、俺は2時間目ぐらいから頭痛がしてきて、
我慢できなくって早退することにしたんです。
チャリに乗るのも辛くって、タクをつかまえて帰ってきました。
んで、部屋で寝ていました。

ちょうど12時前ぐらいだったと思います。
玄関が開いて、誰かが入ってくるのが分かりました。
階段を上ってくる声は、間違いなく兄ちゃんです。
もう一人、誰かを連れているみたいでした。
「いいのか?邪魔して。」
「全然。留守だし。遠慮するなって。まぁ入れよ。」

兄ちゃんは、俺が帰っているなんて思ってもいないようでした。
「隣はテツの部屋?」
「そうだよ。」
「かっちゃん、(兄ちゃんは克也って言います)最近テツ、男らしくなってない?
  なんか急に男になった、って感じで。」
「そうか?アイツはまだまだガキだよ。」
ん?俺のこと話してる。そう言えば聞いた声だ。

「いや、絶対いけてるって。かっちゃん、手出してんじゃねえの?」
「弟を食うやついるか?スイッチ絶対入らねえよ。」
「じゃあ、俺、告ってみようっかなぁ。」
「ばかか、タカ。」
タカ?あっ、そうだ。道場でいっしょの山田さんの声だ。
俺と兄ちゃんは同じ空手の道場に行っていて、山田さんは兄ちゃんとタメの人だ。

「うそうそ。高校生だもんな、テツは。」
「あいつ、まだ何にもやったことないと思うぞ。彼女のかの字も聞いたことねえし。」
大きなお世話だっつうの。自分はホモってるくせに。
俺は息を潜めて、自分がガキ扱いされていることにムカついてたんだけど、
ふとその会話に違和感を感じました。
俺に告るって何?はてなが渦巻いている俺の耳に、また二人の会話が入ってきました。

「てか、かっちゃん。俺、もうこんなんなってんだけど。」
「はええよ、タカ。入れって。」
「かっちゃんも勃ってんじゃん。ほら、ビンビンじゃん。」
「廊下じゃひびくから、部屋入れって。あっ、タカ。」

俺はもう頭痛なんて気にならなくなっていて、
むしろ気付かれないようにだけ集中して、ドアのところで耳をすませました。
兄ちゃんのDVDを盗み見した時に聞いたのと同じような、
チュパチュパ、ジュルジュルいう音が聞こえてきて、
それに混じって兄ちゃんの「あぁっ」とか「タカァ」とかいう声がしました。

兄ちゃんの付き合ってる人って、山田さんだったんだ。
大学サボって、山田さんとエッチしに帰ってきたんだ。
いくら留守だっていっても、廊下で始めちゃうなんて最低!
って思いながらも、俺は夢中でその様子を聞いていました。

「タカ、こいよ。」
「おぅ。」
そんな声がしたかと思うと、兄ちゃんと山田さんは隣の兄ちゃんの部屋へ入っていきました。

声はほとんど聞こえなくなりました。
俺がいること、見つからないように、壁に耳を当てて様子をうかがうんだけど、
ほとんど何も聞こえなかった。。。

でも、時々ドスッとかバタッとか動いたり当たったりする音が聞こえて、
俺の頭ん中にはかえって兄ちゃんと山田さんがエッチしてる様子が浮かんできて。
えっ?何でだろ、俺までちんぽが勃起してくる。

きもいって思ってるのに、俺はパンツの中に手を入れて、
硬くなった自分のちんぽをシコシコいじってる。なんでだ。

そのうち、本当にムラムラしてきて、俺は静かに部屋を出て、
ばれないように兄ちゃんの部屋の前に行ってしまいました。
ドアからは、壁の時よりもかなり中の音が聞こえてきて、

「あぁっ、かっちゃん、もっと!もっと奥へ、突いてぇ。」とか、
「タカ、いいぞ、おぉっ、しまるぅ!」
とか、聞いたこともないような喘ぎ声とか、
ペシッ、パシッと肌がぶつかる音とか聞こえてきました。

兄ちゃんが山田さんのケツの穴にちんぽ挿入してんだってことが分かりました。
俺は気付かれないように部屋に戻り、完全にパンツをずらしてちんぽをしごきました。

きもいっていうイメージより、何で俺は独りでやってんだよ、とか、
目の前で見てみたい、とか、んで嘘みたいなんだけど、
憧れてた兄ちゃんが獲られたみたいな気分ですごくくやしかったり、
もう訳がわかんなくなって、俺は独りでイッてしまいました。

それからしばらくはぼんやりしていて、どうやって精液を処理したのか、
パンツを穿いたのか覚えてないんだけど、時計を見ると2時半過ぎ。
まだ兄ちゃんたちは部屋から出た様子もなく、
まだエッチが続いてんだかどうだか分からなかったけど、
俺は急に兄ちゃんと山田さんの顔が見たくなって。

でも、突然入ったらすごくやばいことになるかもしれないので、
俺は静かに通学スタイルに戻り、細心の注意を払って階段を下りて玄関に行きました。
んで、わざと大きな音で鍵をあけ、
「ただいまぁ!兄ちゃん、帰ってるの?」
と声を出しました。

俺はわざと大きな音で、まるで今帰ったかのように階段を上りました。
すると、兄ちゃんが上半身裸で自分の部屋から出てきました。

「テツ、ちょっと早いんじゃね?」
「うん、頭痛かったから早退してきた。兄ちゃん、大学は?」
「えっ、あぁ、休講。ちょっと調べモンとかもあったし、帰ってきたんだ。」
「つうか、何で裸なの?」
「あ、暑いじゃん。今日、何か暑くない?」

その汗、そのちょっと乱れた髪、まさか山田さんとエッチしてたからって言えないだろうな。
でも、一瞬でこんなに上手に態度変えられるんだ、
大人ってごまかすのも巧い、ってまじ思った。

「それよか誰か来てんの?玄関に靴あったけど。」
俺も結構、嘘つくの巧かったりして。
「あっ、ああ、タカ。タカもひまだったんで、
  一緒に勉強しようかってことで。タカ、テツ帰ってきたぞ。」
俺が兄ちゃんの部屋に入ると、山田さんは普通の服装に戻ってて、本なんか広げてた。
兄ちゃんが時間稼ぎしてるうちに、急いで着たんだろう。

「お帰り、テツ。お邪魔してま~す。」
「こんにちは。」
ふと、ゴミ箱に目が行った。
くしゃくしゃに丸めたティッシュが溢れそうになっていた。
んで、どことなく精液の臭いもしている気がした。
「こいつ、頭痛いんだって。テツ、今夜の道場どうする?」

「あっ、もうだいぶよくなったから。行くつもり。でも、チャリ置いてきちゃった。」
「じゃ、学校まで車で送ってやろうか?チャリなかったら、明日の朝もダルイだろ?」
いつも俺に優しいのは、変わりない。だけど、その時の兄ちゃんはやけに優しかった。

俺と山田さんは兄ちゃんの車に乗って、俺の通う高校まで行きました。途中で、
「兄ちゃん、裸んなんかなって、風邪ひいたんじゃないの?」
「ぜ~んぜん。何で?」

「だって、ゴミ箱、ティッシュだらけだったから。」
兄ちゃんは急に咳き込みました。山田さんも、微妙に動揺してるのが分かりました。
「か、花粉、かな。確かに鼻はむずむずするよ。でも、大丈夫だから。」

僕は高校で下ろしてもらいました。兄ちゃんと山田さんは行ってしまいました。
その日の夜は空手道場の稽古日だったので、
それほど時間があるわけではなかったけど、でもまだしばらくあります。

兄ちゃんと山田さんの第二回戦が始まるのか、と思うと、
また俺のちんぽが反応しているのが分かりました。
そして、兄ちゃんがホモってるなんていやなはずだったのに、
そうではない分からない気持ちで、自転車に乗っていました。

兄ちゃんと山田さんは、うちの道場ではなかなかの凄腕で、大会でも何度も入賞してる。
二人が組み手してる姿は、きっと誰が見ても男らしく、まじかっこいい。
その日も全く変わりなかった。

でも、俺には二人が素っ裸でエッチしてる姿が重なって見えて、全然集中できませんでした。
「エッチしたい」。絶対にありえなかった思いが、
俺の心の中に一気に噴きあがってくるのが分かりました。

それに、山田さんが「告ろうかな」って言ったことが甦ってきて、
ひょっとしたら俺ももう子どもじゃなくって一人の男として見てもらえるのかなって、
そんなことを考えていました。

休憩の時、山田さんが俺の側に座りました。俺は今がチャンスだって思って、もうすごく思い切って、
「山田さん、あのぉ、相談したいことがあるんですけど。」
「えっ、俺に?何?」
「ここじゃちょっと。兄ちゃんのことなんで。」

「かっちゃんのこと?何よ?」
「だから、ここじゃ言えませんよ。個人的に、聞いてもらえませんか?」
「あ、そ。別にいいけど。いつ?」
「明日、とか。」
「学校大丈夫?」
「だから、放課後とか。」
「何か深刻だな。よし、分かった。」

「あっ、でも、兄ちゃんには絶対内緒ですよ。信じてますから。」
「任せろって。じゃ、夕方5時、バイクで家まで迎えに行ってやるよ。」
「お願いします。」
俺は何て大胆なんだろうって思いました。
もうほんと、ドキドキしながら一日が過ぎて、
んで、次の日の夕方、山田さんが迎えに来てくれました。

俺は、山田さんのメットを借りて、バイクの後に跨りました。
「どこ行く?」
「どこでもいいんすけど。。。あんま、人の目気にしなくていいとこが、どっちかっていうと。」
「よし、じゃ、峠でも行くか!」

山田さんは、俺を後ろに乗せて走り出しました。
俺は山田さんの背中にしっかりつかまっていました。
逞しい背中は、俺の知っている山田さんです。
兄ちゃんに甘えた声を出していた山田さん、ほんとに同じ人なのかって疑うほどでした。

三十分ほど走って、街を見下ろす峠に着きました。確かに人はいません。
バイクから降りてメットを脱ぐと、山田さんは声をかけてくれました。
「ここは俺の好きな場所。かっちゃんとも時々来るんだぜ。」
「そう、兄ちゃんと。」
「で、かっちゃんのことで相談って?」

「えっ。そのぉ。」
「喧嘩でもした?」
「じゃないけど。」
「言いにくいこと?」
「ええ、まあ。」
俺はやっぱりなかなかきリ出せなくて口ごもってたんだけど、
ここまで来て何やってんだと思い、とうとう本題に入りました。

「山田さん、エッチって気持ちいいっすか?」
「はぁ?何、それ。」
「いや、気持ちいいのかなぁ、って。」
「テツ、好きな人できた?で、やりたいって思ってるのか?」
「じゃなくって。男どうしのエッチって気持ちいいのかって聞いてるんです!」

言っちゃった。山田さんが一瞬にして固まったのが分かりました。
「どして、そんなこと、俺に?」
「昨日、俺ん家で、兄ちゃんとやってたでしょ。俺、見てないけど、ずっと聞いてた。」
「。家にいた、ってこと?」

「ウン。」
「あっちゃー!参ったな、こりゃ。」
「兄ちゃんとは、いつからですか?」

「かっちゃんとは。。。高校時代からお互い意識してたよ。
   つうか、ライバルのかっちゃんをいつの間にか好きになってた。
   でも、こういう関係になったのは、大学入ってから。すッごく好きだよ。
   かっちゃん家でやったのは昨日が初めてなんだ。かっちゃんが来いって。
   でも、弟に気付かれたってのはなぁ。。。参ったなぁ。」

「そうだったんすか。」
「テツ、ごめん。軽蔑した?でも、俺はいいんだけど、
  かっちゃんとテツは兄弟なんだから、喧嘩とかしてほしくないし。」

「あっ、大丈夫ですよ。俺、兄ちゃんがホモだって分かってたし。
  ただ、確かに、昨日までは男同士でエッチするなんてきもくて嫌だって思ってたんだけど、
  昨日から俺、おかしいんですよ。」
「おかしいって?」
「つか、ひょっとしたら、俺にも兄ちゃんと同じ血が流れてるのかなぁって。」

俺はすごく大胆になってました。俺は、もう自分が止められなくって、
山田さんに抱きついてしまいました。
夕焼けに包まれた空気が、さらに俺に勇気をくれました。

「山田さん、男のこと、俺にも教えてくれませんか?」
「えっ、教えるって。」
「俺とエッチしてください!」
「ば、ばかなこと。」
「昨日言ってたでしょ。テツに告ってもいいかって。」
「あれは。」

山田さんが知り合いだってのと、年上の大人だってので、
俺は完全に甘えたモードに入っていました。
しばらく山田さんはじっとしていましたが、
「これって、浮気だよな。」
そう言って、俺の手を強く引いて、少し離れた茂みの中へ連れて行ってくれました。

山田さんは、いきなり俺の唇にキスをしてきました。
女の子とも経験がなかった俺にとっては、初めてのキスでした。
そして、うっとりしているうちに、山田さんは慣れた手つきで俺のシャツを脱がせ、
指と舌とで乳首やへそなどを攻めてきました。

初めてオナった時と同じような快感を、俺は感じていました。
「あぁっ、あぁん。」自分でも出したことのない声が出てしまいます。
兄ちゃんも山田さんも、この快感に声を出していたんだと思いました。

気がつくと、もうベルトははずされ、俺はパンツ一枚の恥ずかしい格好になっていました。
俺のちんぽはすでに勃起しまくりで、自分でも先走りが出ているのがわかるぐらいでした。
山田さんはとうとう俺のパンツに手をかけ、優しく揉みながら、ゆっくりとずらしていきました。

「すげっ!お前ら兄弟、そろってなんてちんぽしてんだよ。」
山田さんはそう言うと、俺のちんぽをぱくっと咥え、優しく、滑らかに、フェラを始めました。
俺は気が遠くなりそうでした。
山田さんの舌が俺のちんぽにまとわりついて、気持ちのいいポイントを全部総なめにしていく。
俺は雁首と裏筋がたまらなく気持ちよかったぁ。

そのうち俺は全て脱いでしまって、横になって山田さんにされるがままになっていました。
「俺も脱いじゃっていいか?」
「えっ、も、もちろんです。」
裸になった山田さんの体はすごく引き締まっていて、
いつも見ているんだけど、今日は特別に思えました。
んで、パンツの中までは見たことなかったし、
ビーンと発った黒いちんぽは、まさに大人って感じでした。

「かっちゃんに、鍛えてもらったぜ。」
山田さんはちょっとふざけたように笑いながら、硬くなったちんぽを上下にぴくぴく動かしました。
鼻血がでそうなくらいエロくて、興奮しまくったぁ。
俺は、思わず咥えこんで、どうやっていいのかも分からないまま、
山田さんのちんぽをしゃぶりました。

臭いのなかぁ、しょんべんの味がするのかなぁ、なんて思ってたけど、
とんでもない、男くさい、つうか男にしか出せない味と香りが、口の中に広がりました。

山田さんが「そうそう」「そこそこ」「テツ、うまいぞ」
「あぁ、気持ちいい」なんて言ってくれるから、どんどん気分も盛り上がってきて、
そのうち二人は69になり、寝転んで真上に向かってそびえる俺のちんぽの上に、
山田さんが跨って降りてきて、俺は初めてにしてアナルを経験してしまいました。

完全に山田さんにリードしてもらったけど、
山田さんのアナルにいいようにしめたり緩めたりされて、
俺は山田さんの穴の中でイッテしまいました。
その後、山田さんが俺の方に向かって射精しました。顔や胸に思いっきりかかりました。

「これって、かっちゃんには内緒、だよな。」
「も、もちろんですよ。分かったら、ぼこぼこですよ。だって、山田さん、兄ちゃんの彼氏なんだもん。」
「そっか、だよな。」

山田さんに家まで送ってもらいました。8時を回っていたけど、
たまたま母さんも兄ちゃんももどってなくって、
その日は何事もなかったかのように過ごしました。
ただ、兄ちゃんの顔はまともに見られなかったかな。
でも、兄ちゃんがホモってた訳が分かった気がしたし、
山田さんに大人にしてもらった気がして、俺はすごくうれしかったです。

ところが数日後、この日の出来事は思わぬ方向に向かってしまいました。

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