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実の兄貴に犯されて

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前立源マウンテンZメガ盛り汁男Z

俺は敬、中学3年生の15歳。
学校では剣道部所属で体格も細い割りに筋肉だけはガッチリしていた。
俺には2歳年上で17歳の兄がいる。兄貴も高校で剣道部に所属していた。
相当の実力者で勿論のこと、俺は勝った事なんか一度もない。
そのくせ頭は良いし他のスポーツも万能…。
顔だって、良いから女からの告白なんか結構されてた。
彼女を作って連れてきたこともあったし…。
俺だって…悪いわけじゃないと思う。
でも兄貴には劣る、何やっても勝てない…それが唯一コンプレックスだった。
だから仲だって良くない、小さい頃はそんな事無かったけど、
小学生になって物心がしっかりしてきた頃には俺は兄貴が大嫌いだった。疎ましかった…。
こういう兄弟は世の中に山程居ると思う。その一例が俺だ。
そんな思いを日々募らせていたある日のこと………。

俺は部活を終えて家へと帰宅した。
「ただいま~。」
そう力なく声を掛けたが家はしん…と静まり返っていて誰も居ないようだった。
母さんは買い物、兄貴はまだ帰っていないのだろうと思、
い俺は自分の部屋へと向い階段をキシキシと軋ませながら上がって行った。
ところが廊下を通り掛ると『あっ』やら『んっ』やら奇怪な声が聞こえてくる…。
兄貴の声だった。
(居るんじゃねぇかよ…。何してんだ?)
不思議に思い室内を覗き込んだとき視界に映ったのは兄貴が自慰する姿…。
チンポを利き手で扱きハァ、ハァ…と息を荒げていた。
「ッハ…ぁっ…ん、ン…け、い…っ…」
「…っ!?」
自分の名が呼ばれた瞬間、心臓が飛び跳ねた。
まさか自分が自慰の対象にされてるなんて…。
俺はマジかよ…、などとさまざまな思いを巡らせながらも、
部屋へ戻ろうと後ろ足に躯を退いた。
だがこういうときこそ運というのは悪いもので、
フローリングの床の上で踵を滑らせ尻餅をついてしまった。
鈍く大きい音が廊下へと響けばそれは勿論兄貴の耳にも届いていて、
案の定部屋から出て来た。
「敬…何してんだ…?」
「えっ…あっ…っ…」
「……もしかして…見たのか?」
腰をぬかしてしどろもどろになっている俺を見た兄貴は察したんであろう、
俺が一部始終を見ていたことについて指摘してきた。
「っ!!み、見てねぇよっ…何も。退けっ!!」
顔を真っ赤に紅潮させながらも否定して、
俺はその場を後にしようと兄貴を押し退け自分の部屋へ戻ろうとした。
でも、その瞬間片方の腕が強く掴まれ兄貴の部屋の中へと無理矢理押し込まれた。
そのままベッドの上まで連れていかれて背中から倒されるように布団の上に突き飛ばされた。
「っつ…!!何すんだよっ!!」
「見たんだろ?見たなら分かるよな…俺さ、お前のこと好きなんだよ。」
「…っ…意味、わかんねー…俺は嫌いだ、大嫌い。人の事使って自慰なんかすんなよっ!!」
「何が悪いんだよオナってさ…お前だってすんだろ?オナニーくらい…。
  そのとき何かしらオカズにしてんだろ。それと一緒だよ。」
「…っ…ふざ、け…」
俺は言葉に詰まった。兄貴の言った事は事実だったし…。
勿論、男のことを考えてした事なんかなかった。
グラビアアイドルやらが乗ったエロ雑誌がオカズだったから。
「ぅ、煩い!!なら勝手にヤれよ、但し俺が居ないときになっ!!」
そう怒鳴ると俺はベッドの上から降りようと上体を起こしたんだ。
だけどそれを遮る様にして俺の太腿に兄貴が跨ってきた。
「おっ、おい…重っ、下りろよっ!!」
「…無理だな、俺は今からお前を犯すから。」
「…は?…おか、す…?」
兄貴の言葉を聞きビクン、と肩を上下させて怯んだ。
そしてその間に兄貴は俺の制服のネクタイを解いて両手を一纏めに括って拘束してきた。
「っな…やめ…」
「止めない、敬が善がって俺に縋るまで犯すから…。」
俺の声も聞かず兄貴の手は、
肌蹴させられたシャツの隙間から覗く俺の胸元へと滑り込んできた。
「はっ!!…ぁっ…ん…あに、き…っ!!」
今迄強気な態度で振舞っていた俺だったが、
其処に鎮座する乳首を摘まれた途端躯を弓なりに逸らして、
女が発するような高い声を上げてしまった。
「敬…見てみろよ、お前の乳首ピンピンに張って硬くなっちまってる…。」
「やっ、め…ろ…いい加減に…っ…」
俺は自分が発した声で我に返り再び抵抗を始めたものの、
それを見た兄貴はベッド脇の引出しからコードに繋がれるようにして、
クリップが二つとコントローラーのついた玩具を取り出した。
後で分かったことだがそれはいわゆる電動式の乳首クリップだったらしい。
何処で手に入れたかは分からないけど。
「なっ、に…それ…っ…」
「んー?敬が気持ち良くなれるモノ♪」
そう言われると次ぎの瞬間片方の乳首に衝撃が走った。
乳首が一つのクリップによって挟まれたと知ったのはそれから暫くしてからだった。
「ひっ!!っぁ…やだっ、痛ぇ、よ…外せ…」
俺は余りの痛さに瞳を涙に滲ませていた。
情けないけど、初めてのことで困惑してるのもあって本当に余裕が無かった。
「大丈夫、すぐ善くなる。」
なんの根拠も見えない言葉を吐いて、
兄貴はもう一つのクリップを反対側の乳首へと挟ませた。
「あっぁあっ!!い、や…痛い…あに、き…っ…」
俺は縛られた手を捩り何とか束縛を解こうと身動いだけど外れるはずもなく、
その行為は全て兄貴の興奮を煽るものと変わっていった。
「可愛い…。…敬、お前感じてるのか?」
「っ…は?…んなわけ…ね…だろ…っ…」
「だってチンポ…勃ってるぜ?」
そう言われておずおずと自分の下肢へ目線を落としていけば、
てっきり萎えていると思っていた俺のチンポは半ば勃起した状態になっていた。
「―――っ!!やっ、み、見んなっ…」
俺は慌てて足を閉じようとしたけどそれを兄貴が許すはずもなく、
脚の間へと躯を割り込ませ俺の勃起したそれをズボンの上から掌を使い上下に擦り始めた。
「ふっぁ…あ、っん…やめ…馬鹿、兄…貴…っ…」
思わず悪態を吐いてしまったものの正直気持ち善過ぎて如何にかなってしまいそうだった。
(早く、直に触れよ…。なんで焦らしてんだよ…。)
これが俺の正直な気持ちだった。
でも口にする事なんて出来るはずも無くて、ただただその快感に腰を揺らして善がった。

「うっ…ぁあっ、ん…っく…も、ぅ…駄目…」
「いいぜ、イっちまいな…。」
甘い誘惑のようなその言葉と同時にコントローラーのスイッチが入れられ、
乳首を挟んでいたクリップから胸元へと振動が伝わった。

刹那、ズボン越しに擦られていたチンポはドクン、と脈打ち、
下着の中に白濁とした精液を放って射精を果たした。歓喜の声と共に…。 

「はっ…ァ、あっ…ぅ…」
「気持ち良かったか…?」
俺は射精した後の余韻に浸り息を荒げながら虚ろになった目で兄貴のことを見上げた。
口角を僅かに弛ませ妖艶に笑む表情が其処にはあった。
「…っ…く…も、やめ…ろ…」
俺は未だ胸元へと伝わる振動に泣きそうになるのを堪えながら震える唇で解放を望んだ。
けれどその願いは虚しく兄貴の手は俺のズボンのベルトへと掛けられてそれを外し始めた。
「濡れてると気持ち悪いだろ?脱がしてやるよ…。」
「やっ、やだ…見るな…見、る…なっ…」
さっきまでとは違い、明らかに声にも力が無くなってきているのは明確だった。
だって心の何処かではもっとして…と望んでいる部分があったから。
「っぁ…ん…」
湿った下着がネチョ…と厭らしい音を響かせて脱がされた。
精液を纏った俺のチンポはイったばかりだというにも関わらず、
再び勃起して天井を向いていた。
早く扱いてくれと言わんばかりに。
「う…っ…あに、き…ッ…」
「ん?何だ…?」
兄貴は意地悪く聞き返してくる。
俺が触って…扱いて欲しいことを分かってるはずなのに。
(意地でも俺の口から言わせる気なんだ…。)
焦れったくて、歯痒くて…でもプライドが邪魔して如何することも出来なかった。
けど、言わなきゃほっとかれて放置プレイにでもされ兼ねない…。
そう思ったら俺は何時の間にかその重い口を開いていた。
「…俺…の…ち、んぽ…扱い…てくださ…っ…」
奴隷になった気分だった…よりにもよって俺が一番嫌いだった奴の…。
「イイ子だな…。……敬のチンポもうこんなにビンビンになって…。
  イったばかりだってのにヤラシイ奴。」
「…っ…ぅ…はや、く…」
そう懇願する俺を満足そうに見た兄貴は、
直に握ったチンポを指で揉むように刺激しながら上下に扱き始めた。
五本の指が竿を弄り、時折亀頭が爪で弾かれたりなどすると堪らなく快感だった。
「あっ…ぁあ!!はぅ、あ…ンん…」
もう意地もプライドも何もかも忘れて喘いだ。
そしてまたもや引き出しの中から一つの玩具を取り出してそれを俺に見せた。
「ローターだ…。分かるな?」
「……………。」
それを知っていた俺は無言で小さく頷いた。
すると兄貴はそれのスイッチを入れた後、
空いてる方の手で持って俺のチンポの先端へと宛がってきた。
「ひゃああっ!!ぁ…っあ、ぁ…だ、め…っ」
「駄目?こんなにセーエキを垂らしてるくせに駄目はねぇだろ?」
「ぁあっ、ん…っふ、ゃ…」
其処から伝わってくる振動に尿道まで犯されている感覚に陥った。
そうして数分間も竿を根元から扱かれ、
先端の先走りが溢れている部分をローターで攻められ続けた。
その内射精感に加えジワジワと尿意が込上げてきて俺の二本の脚がブルリ、と痙攣した。
「んんっ!!…っぁ…」
「……どした?」
俺の表情と躯が強張ったのを見て兄貴が問い掛けてきた。
俺は眉を顰(ひそ)め、瞳を潤ませながら応えた。
「…っ…トイ、レ…行きて…ぇ…しょん…便…出そ…」
「何だ、おしっこしてぇのか?ならココでしちまっていいよ。
  敬がお漏らしするとこお兄ちゃんに見せな?」
「…っや…そんな、の…嫌…だ…」
俺は首を左右に振って嫌がった。
でも限界を訴える俺のチンポはビクビクッ、と脈打ち、
二度目の精液に混じって黄色い尿を吐き出して、
ベッドの白いシーツへと大きな染みを作った。
「ッ!!うあぁぁぁ…っ…」
「ははっ、いっぱい出たなぁ?お漏らしするほど良かったのか?」
恥かしかった…兎に角、恥かしくて恥かしくて…でもそれ以上に心地良かった。
悔しいが今ではきっと、どんなに酷いことをされても快感でしかないであろうと、
俺は自覚し始めていた…。 

俺の思考は既に吹っ飛んでいて放心したも同然の状態…。
それでも躯だけは快感を追い求めていた。
薬など使っていない…けれど刺激や快感を与えられれば与えられる程に、
頭の先から脚の先まで敏感になっていくのが分かった。
「んっ…っ…ン、ぅ…」
「何だよ、脚をモゾモゾさせやがって…。まだ足りねぇのか?」
「…っは、ぁ…」
返事こそ返さないもののその通りだった。
(足りない…こんなんじゃ…全然足りない…)
腰から下を蠢かせて躯で強請った。脚を左右へ大きく広げ兄貴を誘うような目で見た。
それに気付いた兄貴はフッと鼻で笑って俺の脚の間で屈んだ。
すると俺のチンポを頬張るように口で咥えた。
「あっ!!やっ…ん…汚っ…」
兄貴は躊躇いなど見せることもなく、
精液と尿に塗れたそれをじゅぷじゅぷと水音を響かせながらしゃぶった。
口内を行き来するよう出し入れしたり、
先端をチロチロ舐めたかと思えば性急に吸い上げたりしてきた。
「あっ…あっああ…!!そんな、したら…出っ…」
全て言い終わる前に俺は兄貴の口内へと本日三回目の射精を果たした。
回数を重ねてもその量は衰えることもなくびゅくびゅくと溢れ続けた。
「…はぁ…あ…ッハ…」
「んっぐ……ンむっ…」
呻き声のような声を漏らしながら兄貴は俺が放ったそれを全て飲み干した。
そうして躯を俺の上半身まで移動させて再度跨ると、
兄貴は自分のチンポを取り出して俺の唇へと宛がうように差し出してきた。
「っ…!!」
俺は自分のよりも遥かに大きいそれを見て思わず顔を背けてしまったが、
実際それ程嫌なものでもなかった。
「咥えろよ…舌で舐めるだけでもいいから…。」
「…っう…」
「お前だけ気持ち善くなるなんてズルいだろ?俺も善くしてくれよ…。」
そう言われると俺は拒否する術もなくなって背けた顔を正面へと戻した。
そしておずおずと舌先を差し出しその先端をチロリと舐めた。
「…んっ…」
兄貴の腰がピクリ、と震えたが、
俺はそのまま亀頭だけをぎこちない動きでペロペロと舐め始めた。
「ん…ック…ぅ…」
兄貴は俺の後頭部へ手を回し喉の奥に付きそうなくらいまで咥え込ませた。
顎が外れ蒸せ返りそうにもなったけどグッと堪えて兄貴のチンポを再びしゃぶり始めた。
「んっ…んんぅ…」
気がつけばその行為に夢中となっていて貪り付くかの如くに頭を揺らし、
舌も懸命に動かした。
「…っつ、っは…ッ…け、い…出す、ぞ…?」
「んっ…ン…む…っ…!?」
出す、と言われて俺は慌てて頭を退こうとしたけど、
頭部に添えられた手がそれを許さず喉の奥へと一気に兄貴の精液が打ち付けられた。
「んーーーーーっっっ!!…んっん…」
息苦しくて吐き出したかったけど、
飲み込まないと解放してもらえず俺は渋々それを飲み込んだ。
「っはぁ……飲んだか?」
「…っん…ん…」
俺が緩く頷くと漸く口内から兄貴のチンポが抜き取られた。
「げほっ…ケホ、っは…ぁ…っ…」
咳き込んでる俺の前髪を鷲掴みにして、
兄貴は精液と俺の唾液が混ざり合ったチンポを頬に寄せ俺の顔で拭うように綺麗にした。
「ぅっ…や…ぁ、っん…」
顔を横へと逃せば自分で自分の顔に兄貴の精液を塗りたくっているようでもあった。
「よし、綺麗になったな…。」
「…っ…は…ぁう…っ…っく…」
気付けば俺の顔は涙と涎と精液の三つで汚れていた…。 

暫くボーっとしていると兄貴は俺の両太腿を掴み上へと上げた。
その所為で俺のチンポとアナルは丸見えの状態となった。
「やっ!!やめっ…脚、下ろせ…」
俺は上げられた脚を必死に動かしもがいたけど、
数十分に渡り犯し続けられた躯は力などとっくに抜けてしまっていて、
端から見れば腰を振っているだけにしか見えなくなっていた。
嫌がる俺を尻目に兄貴は再び俺の股間へと躯を屈めて顔を寄せてきた。
そして態とらしく赤い舌をチラつかせながら俺のアナルへとそれを充てがってきたのだ。
「あっ…ゃ、っぁ…汚っ…!!」
制止の言葉など全く聞こえていないのか、それとも無視しているのか…、
兄貴は指で割り拡げたアナルに舌先を捻じ込んできた。
「ぁあっ…アッ…ぁ…」
舐め回される度にヒクン、ヒクン…とヒクつく内壁。
それはまるで侵入した兄貴の舌を拒むどころか求めているようだった。
「んっ…ん…ぁ…あに、きぃ…も、っと…」
信じ難いことだった…けど俺の口からは確かに兄貴へ懇願する言葉が出ていた。
しかも先程のように言わされたでのではなく、自ら望んだんだ。
その声を漏らさず聞いた兄貴はアナルから舌を離し、
代わりとして自分の長く骨張った人差し指を充てた。
期待と恐怖…その両方に俺のアナルは荒く息衝いた。
そして………
「ひあっぁぁぁッッッ!!!!」
それが付根部分まで容赦なく挿入された瞬間今まで感じたことのない激痛が走った。
「うるせ………敬、すぐ善くなるんだから我慢してろよ。」
「ひっぃ!!…で、出来…るか…よ、痛ぇっつ…ンだ…っよ…」
涙ぐんだ声で悲痛な叫びを訴えるにも関わらず、
兄貴は中へと埋めた指を無理矢理抜き挿し始めた。
唾液だけで申し訳程度に濡らされた其処を指が行ったり来りする度、
グジュグジュという音がして聴覚まで犯されてるみたいだった。
「あんっ…んっン…く…」
「さぁて…敬の感じるトコは…っと…ココか?」
「ひゃああんっ!!!!!!」
そんな最中、指の先がある一点に触れた途端俺の躯中を電流のようなものが駆け巡った。
しかし先程の痛みとは違う…。
「あっ、ぁあっ…!!」
「やっぱりな…ココ、気持ちいだろ?前立腺っつぅんだぜ?」
「はうっ…ぁっ…ひっあ…」
挿入時には萎えきっていた自身も今や完全に勃起していた。
「ホラ、お前のチンポ、またビンビンにお勃っちまってるぜ?
  汁もどんどん溢れてきてやがるじゃねぇか…。」
「あっぁあ…ん…ん…」
兄貴の口から出る卑猥な言葉と、
前立腺を的確に捉える指の動きにとてつもない快感が込み上げ、
とうとう「イク、ぁあっ…イクゥーーーーーッ!!」という言葉に合せ、
俺は精液を兄貴や自分の躯にぶち撒けた。
前戯という行為だけで四回はイかされた。
だけど兄貴に対する怒りはとうに冷め、
寧ろ男相手でも感じてしまう自分へ腹立たしさを覚えたくらいだった。
快感、憤怒、困惑…いろんな思いを交錯させているうちに、
兄貴は次ぎの行為に移るべく再び俺の躯へ手を伸ばした。 

伸びてきた手は俺の膝裏を捉え折り曲げた。つまりM字開脚をした状態となったのだ。
ここまでくると恥かしさも何もない。抵抗する気力だってないのに…。
「敬…挿れていいな…?」
「…い、れ…?」
何を、と今更聞くのは愚問だが俺は思わず聞き返してしまった。
それに応える事もせず兄貴は自分のチンポをアナルに宛がい、
そのまま腰を押し進めて挿入してきた。
「―――――っっっ!!!!」
その瞬間、俺は声にならない悲鳴を上げた。
声に出せたならどんなに楽だったろう。それ程までに痛かったのだ。
「あ゛…っく…ぁ…」
色気なんてくそくらえ。呻き声のようなものを発しながら俺はその苦痛の時を耐えた。
早く時間よ過ぎてくれ、と祈りながら…。
「痛っ…ぃ、っ死ぬ…ッ…」
漸く発することの出来た第一声がこれ。
しかし兄貴からの反応が全く無い。先端が挿入されてから動きも止まった状態のままだ。
「あ、に…っき…?」
俺は掠れた声を精一杯に振り絞って呼びかけた。
すると兄貴は抱えていた俺の膝裏をそっと下ろし、
その手で俺の上体を起こすようギュッと抱き締めてきた。
「…兄貴…?」
「敬、ごめんな…こんな強姦みたいなことしちまってさ…。」
「ん、だよ…急に…。」
「だってさ、好きだとか言っておきながら無理矢理犯すなんて…サイテーだろ?」
「…そう思うんだったら最初からすんじゃねぇよ。」
「敬…?」
「今頃になって罪悪感に駆られたから止めますとか言われたって迷惑なんだよ。」
「だって………いい、のか…?」
兄貴は今にも泣きそうな顔をしていた。なんて情けない顔をしているんだろう…。
「謝るくれぇなら俺の躯を煽っちまった責任、ちゃんととってくれよ…。」
そう言ってやると兄貴は俺の腕を拘束していたネクタイを解いて再び強く抱き締めてきた。
今度はそれに応じるようにして、
俺も兄貴の背中へと麻痺して感覚のなくなった両手を回し弱々しく抱き締めた。

「んっ…ぁ…あっぁ…」
「け、ぃ…っ…好き…だ…っ」
「…ば、っか…ッ…」
俺の中を兄貴のが行ったり来りする都度、前立腺と最奥をその先端が掠めて快楽を齎す。
室内に充満するのは接合部からの粘着質な水音と互いの肌がぶつかり合う乾いた音。
そして、俺の口から止まることなく漏れ出る高い声の喘ぎ。
俺にはもう恥かしさも苦痛も…兄貴に対する嫌悪感さえも感じられなかった。
唯一感じたのが兄貴に抱き締められていることの温もりと、
躯を伝って流れ込んでくる兄貴の想いだけ。
「っは…ぁ、ク…敬っ…イク、ぞ…?」
「んっあ、ぁ…ひぁっ…ああああぁっ!!!!」
俺が発した嬌声と共に俺と兄貴はほぼ同時で絶頂を迎え果てた。 

 

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